温泉ホテルルートのご紹介

伊豆大島ジオパークの魅力を気軽に、だけど思う存分味わいたい!
そんなあなたには大島温泉ホテルから歩いて裏砂漠を目指す『温泉ホテルルート』がオススメ!

片道約1時間弱のハイキングコースです。

今回のコースを地図で確認してみましょう。スタート地点は大島温泉ホテルです。
まずは「再生の一本道」と呼ばれる道を進みます。この道は木々が生い茂った樹海からなる「こもれびトンネル」に始まり、やがて低木の植物や草原地帯へと移り変わり、溶岩地帯へと至る「いつか森になる道」へと続きます。

その後、荒々しい溶岩地帯が広がる「ジオ・ロックガーデン」へと入りさらに進んでいくと、左手に小高い丘が見えてきます。丘の上に見える火山観測機器を目印に登っていくと、そこが絶景スポット「裏砂漠・風の丘」。その先には広大な黒い世界「裏砂漠」が広がっています。

「裏砂漠・風の丘」まで片道約1時間弱。溶岩の上に力強く成長してきた樹海の森にはじまり、低木の植物が茂る地帯、草原、そして溶岩地帯へと景色が移り変わっていく様子を見ながら、「地球の圧倒的なパワーと、火山の噴火に翻弄されながらも逞しく育つ生命の姿」を感じられるコースです。

帰りは同じコースを辿って大島温泉ホテル方面へと戻ります。

それでは出発しましょう!

Location

登山道入口

大島温泉ホテル駐車場に隣接して温泉ホテルルートへの入口があります。「富士箱根伊豆国立公園 三原山内遊歩道案内図」の看板が目印です。この位置はちょうど外輪山の縁にあたるので、まずはカルデラの窪地におりていきます。なので、最初は下り坂をおりていきます。

Location

樹海入口

しばらくおりてくると突き当たりに「裏砂漠線3.2km」と記された看板が見えてきます。ここを右手に進みます。ここからはニョロニョロとところ狭しと木々が生い茂る「こもれびトンネル」と呼ばれる樹海エリアに入ります。

ここまでの所要時間 00:05
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樹海の中を進む

しばらくは、木々がうっそうと生い茂る樹海の中を進みます。木々の枝や葉が直射日光を遮ってくれるので、さわやかな優しい光の中を進みます。息を思いっきり吸い込んでリフレッシュしながら進みましょう。

ここまでの所要時間 00:10

再生の一本道-こもれびトンネル-

再生の一本道は噴火によって一面焼き尽くされた大地が草原となり、木が生えて生い茂り、やがて森となる。植物再生のドラマを辿る一本道です。その中でも、溶岩の上や間を縫って根を張った木々が日差しを求めてニョロニョロと枝を伸ばして生い茂る地帯は「こもれびトンネル」と名付けられています。

道の名前の通り、木漏れ日を浴びながら、溶岩地帯の厳しい環境の中でも適応し、逞しく成長している植物たちの姿を観察しながら進んでいきましょう。

Location

温泉ホテルから1km

樹海の森はやがて低木となり、視界が開けてきます。「温泉ホテルまで1.0km」と記された、写真のような看板が見えてきますので、参考にしてください。引き続き前へと進みます。

ここまでの所要時間 00:20
Location

温泉ホテルから1.4km

温泉ホテルから1.4km地点です。ここから先はゴツゴツした溶岩が広がるエリア「ジオ・ロックガーデン」に入ります。さまざまな形をした溶岩が独特な風景を作り出しています。

ここまでの所要時間 00:25

ジオ・ロックガーデン

1986年11月21日の割れ目噴火によって空高く上がった溶岩噴泉が、地表を流れる溶岩流の上に複雑に降り積もり、高さや大きさが異なる奇岩が生まれ集積したエリア。大小様々な溶岩は見る角度によって色々なカタチに見えてくるので、想像力が掻き立てられます。

また、人の背丈を優に超える大きさの溶岩などがたくさんゴロゴロしていて、想像を超える自然の力に圧倒されます。

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温泉ホテルから1.9km

温泉ホテルから1.9km地点です。こちらにはベンチとテーブルが設置されているので、景色を楽しみながら一休みするのもいいですね。

ここまでの所要時間 00:30
Location

温泉ホテルから2.1km

温泉ホテルから2.1km地点です。ここで道が直進と左折に分かれるので左に進みます。『大島公園(都道口)まで3.8km』と記された看板の方向(「テキサスコース」)に進みます。

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火山観測機器

『大島公園(都道口)まで3.8km』の看板から進んですぐに、右手方向に小高い丘が見えて来ます。その丘の上に写真のような「火山観測機器」がありますので、観測機器の方向に登っていきます。

ここまでの所要時間 00:35
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裏砂漠・風の丘に到着

裏砂漠・風の丘に到着です。ゆっくり景色をご堪能ください。

ここまでの所要時間 00:40

裏砂漠・風の丘

あたり一面、黒い世界が広がる異空間「裏砂漠」。今回の目的地である「裏砂漠・風の丘」はなだらかな斜面の見通しの良い絶景エリアで、遮るものが一切ない為、一年中風に吹かれているエリアでもあります。ゴロッと寝転がって大地のエネルギーを感じてみたり、大空に浮かぶ雲の流れをボーッと眺めてみたり、思い思いに過ごしてみてください。

さまざまなポーズをとって、SNSに投稿してみるのも楽しいですね!

〈ちょっと寄り道〉「裏砂漠第1展望台」「裏砂漠第2展望台」

時間があって体力に自信がある方は、その先の櫛形山(標高670メートル)に登ってみてください。
櫛形山山頂にある「裏砂漠第2展望台」やその先にある「裏砂漠第1展望台」からは、まるで月のクレーターのような地形や裏砂漠全体を360度の大パノラマで見ることができます。

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帰り道

復路も行きと同じルートを戻ります。最後は温泉でリフレッシュしましょう。

再生の一本道-いつか森になる道-

噴火が起こると流れ出た溶岩は木や草を焼き尽くし、火山灰や有毒な火山ガスは植物を枯らしてしまいます。しかし、やがて火山活動が収まると、植物たちは再生に向けて芽を出し、再び大地を緑で埋めていきます。

「再生の一本道は」溶岩の間から芽を出し、草原となり、木が生えて成長し、やがて森となる、数百年に渡る植物再生のドラマを辿ることができる一本のまっすぐな道です。

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