伊豆大島を
スポーツで
交流できる
島にしたい

スポーツを通じて深まる絆

スポーツを通じて「また大島に来たい!」「ともに応援し合っていきたい!!」と思ってもらえるような交流事業をベースに、「ボール(小学生から大学生の合同練習)」「食(野菜収穫・カレー作り)」「人(ホームステイ)」の3つをつなぐ取組を実施している「東京宝島 - TSUNAGU - 伊豆大島」が2023年の夏、嘉悦大学バレー部を大島に招いて「バレーボール島キャンプ」を行いました。

今回はそんな夏のキャンプの様子を「東京宝島 - TSUNAGU - 伊豆大島」代表の小林祐介さんがレポートします。

スポーツとみんなでつくりあげる喜び

2023年8月22~24日、都立大島高校において、嘉悦大学バレー部をお招きした、「バレーボール島キャンプ(以下、島キャン)」を行いました。 このプロジェクトは、「スポーツを通して伊豆大島を人々がさらに交流できる島にしたい!」という熱い想いを持ったメンバーが集まり、「ボール」「人」「食」の3つをつなぐ、さまざまな取り組みの一つ。昨年に続き、東京宝島事業を活用して展開しています。

今回の島キャンでは、まず島内の小・中学生や高校生と、嘉悦大学バレー部が一緒になって合同練習を行うことができました。嘉悦大学バレー部は、国体出場選手や実業団バレーに進む選手もいる大学バレー1 部リーグに所属する強豪チーム。練習メニューは、そんな嘉悦大学バレー部の小池キャプテンが中心となって、島の子どもたちの年齢や能力に応じたものを考えてきてくれました。状況を見ながら練習メニューを変更したり、普段上手くプレーできないところを個別に相談にのったりなど、細かなところまで配慮してくれました。

宿泊は、島民と深い交流をしてほしい、嘉悦大学バレー部のみなさんに心からリラックスしてほしいという気持ちから、ホームステイというかたちにこだわりました。嘉悦大学バレー部は、普段寮生活をしており、3食自分たちで自炊し生活しているそうです。帰省は、夏と冬(年末年始)の2回のみ。そんな中での今回のホームステイの体験は、嘉悦大学バレー部のみなさんにとって、普段話せないことを話せたり、伊豆大島の郷土料理や家庭料理を食べさせもらったりと、家族と過ごすような、温かく貴重な時間となったようです。

島キャンの食の部分では、ホームステイでの郷土料理に加え、伊豆大島の野菜に注目しました。篠崎農園の篠崎さんのご協力のもと、島の野菜について農家さんから説明を受けたり、収穫方法を教えてもらったり。その後は役場の調理室を使って料理づくりへ。嘉悦大学バレー部のみなさんが島内の中学生や高校生と一緒に、カレーやサラダ、天ぷらなどを調理しました。ホームステイを受け入れてくださった島民の方々もお招きし、ふたたび夕飯をともに。交流もさらに深まったようです。

この秋には、バレーボールの多様な練習環境づくりの一環として、ビーチバレーにも取り組んでいきます。海に囲まれた伊豆大島は、ビーチボールの環境として最適であり、インドアのバレーボールの練習にも活かすことができるそうで、まずは指導者を招いての講習会を予定しています。さらに今後は、スポーツをする方向けのスタミナ弁当の開発なども、島の飲食店のみなさんに協力を呼びかけ、行っていきたいと思っています。

今回の島キャンには、嘉悦大学バレー部のみなさんだけでなく、島内の方のおかげでさまざまな体験ができました。ホームステイや収穫体験を受け入れてくださった方々、ありがとうございました。今後も、バレーボールという、スポーツに打ち込んでいる子供たちのために、ご協力よろしくお願い致します。

「東京宝島 -TSUNAGU- 伊豆大島」 代表・小林祐介