市民ランナー 冨田仁一郎さん

島の豊かな自然を舞台に思いっきり駆け抜けたい

伊豆大島に暮らす人にお会いし、お話をお伺いする企画、その名も「島人Focus」。
今回は伊豆大島ウルトラランニング事務局長として忙しく動き回る冨田仁一郎さんにお話を伺いました。

-走り始めようと思ったきっかけを教えてください

大島町のレクリエーション大会(町民運動会)に出て欲しいと言われたことがきっかけです。その際、1,500m走に出場したのですが、悔しい結果に終わりました。

その悔しさが忘れられず、走りはじめるようになったんです。その後、島の大会に出るたびに自分より前を走る人の存在を知り、いつしかその人に勝ちたいと思うようになり、ますますのめり込んでいきました。実はその人は、島人Focusに登場している岩瀬さんなんです(笑)。

-走り始めて何か変わったことはありますか?

走るようになって変わったのは、時間の使い方を考え、時間を大切にするようになったことです。継続的にトレーニングすることが大切ですからね。

しかし、普段の生活の中で走る時間を確保するのは簡単なようで難しい。そんな中、走りたいと思う気持ちに正直になっていたら自然と規則正しい生活リズムが送れるようになっていました。また、島の環境も大きいです。比較的時間を有効に使えますから。。

-伊豆大島ウルトラランニングの運営事務局長をされていますね?

はい、伊豆大島ウルトラランニングは来年で10回目を迎えます。おかげさまで最近は女性の参加者が増えてきています。これはなかなか珍しいことです。

エイドステーションでの充実した食事メニューや、安心して走ることができる環境、参加者の口コミ等が影響しているのだと思います。

運営側としても日本一の手作りの大会だと思っています。そして、開催日は毎回晴天です(笑)。「大島を知りたければ走りに来い!!」です。はい。

-冨田さんへの取材は伊豆大島に甚大な被害をもたらした台風26号災害発生以前に行われました。災害後、予定されていた島内イベントは軒並み中止となり、伊豆大島ウルトラランニングの開催も危ぶまれましたが、開催することが決定しています。

-島で走ることの魅力は何でしょう?

伊豆大島は自然が豊かな島です。それだけに体力的に辛い場所もありますが、それを突破したときの達成感や雄大な景色の中を駆け抜ける爽快感は格別です。とても充実したランが楽しめます。

特にトレイルランを楽しむには最高の場所ではないかと思います。

冨田さんの大島オススメ情報

やっぱり、第10回伊豆大島ウルトラランニングでしょう!
雄大な三原山を仰ぎながら美しい海岸線を走る、地元の方の協力による手作りの温かい大会です。さぁ、みんなで島ランの聖地を走ろう!

開催日:2014年3月29日(土)
主催:伊豆大島ウルトラランニング実行委員会
大会ホームページ:http://www.ohshima-ultra.com

冨田仁一郎さん

冨田 仁一郎

伊豆大島ウルトラランニング事務局長

近年はトライアスロンにも参加。練習パートナーは大島女子最速ランナーの嫁さんです。走ること、泳ぐこと、食べることが大好き。お酒もちょっぴり飲みます。基本、陽気です。

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